仕事と私の境界線はどこ?「心を休める時間」を作るための習慣

働く環境

仕事が終わって、バタバタと家事をして、子供が寝たてくれたので自分時間を満喫しているこちあです。

こちあ
こちあ

会社を出たはずなのに、頭の中は仕事のことばかり…

こちあ
こちあ

休日の朝、会社のメールチェックから一日が始まる…

あなたは、こんな風に感じたことはありませんか?

もしそうなら、あなたは仕事のストレスを家にまで持ち込んでしまっているのかもしれません。

真面目で頑張り屋さんのあなたは、きっとこう思っているはずです。「私が頑張らなきゃ」いつでも連絡が取れるようにしておかないと」。私もそうでした。でも、その頑張りが、あなたから心穏やかな時間を奪っているとしたら?

この記事では、そんなあなたのために、仕事とプライベートの境界線をはっきりさせる3つの具体的な方法をお伝えします。これは決して「手抜き」ではありません。心の健康を守り、明日への活力をチャージするための、大切な自己防衛策です。


なぜ、仕事とプライベートを分けることが大切なの?

まず、結論からお話しますね。仕事とプライベートの境界線を引くことは、心の健康を守る上で何よりも大切です。

多くの現代人が、仕事が終わってもスマホで会社の通知をチェックしたり、休日に仕事のメールに返信したり、考えたりしています。これは、まるで24時間マラソンを走っているような状態です。身体は休んでいても、脳は常に仕事モード。これでは心が休まるはずがありません。

境界線がない状態が続くと、心は常に緊張したままで、やがて疲労が蓄積します。その結果、休日に楽しめなくなったり、家族や友人といても上の空になったり…。最悪の場合、心身の不調につながってしまうこともあります。

あなたの心のコップに、常に仕事のストレスが注がれている状態を想像してみてください。いつかコップからあふれてしまう前に、自分で意識的に水を抜いてあげる必要があるのです。その「水を抜く」行為こそが、仕事とプライベートを分けることなのです。


仕事のストレスが心を蝕む、3つの理由

仕事のストレスをプライベートまで引きずってしまうと、私たちの心はどうなってしまうのでしょうか。その具体的な理由を3つお伝えします。

「常にON」の状態から抜け出せないスマホが手放せない、会社のチャット通知が気になってしまう…これは、あなたの脳が常に「ON」の状態にあることを意味します。脳が休む暇がないため、質の良い睡眠が取れず、思考力や集中力が低下する原因になります。

自己肯定感が低下する仕事でミスをしたり、うまくいかないことがあると、その失敗をずっと引きずってしまいます。仕事から離れたプライベートな時間まで、「どうしてあんなミスをしたんだろう…」と自分を責めてしまう。これでは、自分の存在そのものが否定されているような気持ちになり、自己肯定感がどんどん下がってしまいます。

大切な人との時間が台無しになるせっかく家族や友人と一緒にいても、頭の中が仕事でいっぱいだと、目の前の時間を心から楽しむことができません。話を聞きながら上の空になったり、イライラしてしまったり…。あなたの疲労は、大切な人にも伝染してしまいます。

あなたの心は、あなたの人生で一番大切な資産です。その資産を守るために、意識して仕事とプライベートを切り離す必要があります。


今日から始められる!「仕事とプライベート」の境界線を引く3つの具体的な方法

では、具体的にどうすれば、仕事のストレスを家に持ち込まないようにできるのでしょうか?あなたも今日から実践できる、3つの「方法」をご紹介します。

方法1:物理的な「境界線」を作る

まず、形から入るのが効果的です。

  • 会社のスマホ・パソコンをカバンにしまう習慣。退勤後、会社のスマホやパソコンは、会社のカバンに入れたままにしましょう。家に帰ってからも、触らないと決めることで、物理的に仕事から距離を置くことができます。
  • 在宅勤務の「ON/OFF」スイッチ。在宅勤務の場合は、仕事専用のスペースを決めましょう。仕事が終わったら、そこから離れて「お疲れさま」と声をかける。仕事着から部屋着に着替えるのも効果的です。この「習慣」が、あなたの心に「もう仕事は終わりだよ」と伝えてくれます。

方法2:時間の「境界線」を作る

次に、あなた自身のルールを決めましょう。

  • 通知は「オフ」にする。退勤時間を過ぎたら、会社のメールやチャット通知をオフに設定しましょう。急ぎの連絡は電話で来るはずです。休みの日でも、本当に緊急を要するものは電話で対応し、それ以外は「休み明けに対応する」と割り切る。これは、あなたの心を自分で守るための大切なルールです。
  • 仕事の「やり残し」リストを作る。退勤前に、明日に持ち越すタスクを簡単にメモしておきましょう。そうすることで、「あれ、明日何するんだっけ?」という不安がなくなり、心置きなくプライベートの時間を楽しむことができます。

方法3:心の「境界線」を作る

最後に、一番大切な「心の切り替え」を意識しましょう

  • 「オフの時間」の習慣を作る。帰宅後、好きな音楽を聴きながらコーヒーを淹れる、お気に入りのアロマを焚く、など「自分だけの時間」を習慣にしましょう。そうすることで、心は自然とリラックスモードに切り替わります。

あなたの心が軽くなることが、何よりも大切

最後に、もう一度あなたに伝えたいこと。

仕事とプライベートの境界線を引くことは、決して「手抜き」ではありません。むしろ、自分自身の心の健康を守り、長期的に見て仕事のパフォーマンスを上げるためにも必要なことです。

あなたが「ミスを引きずる」「明日の仕事が気になる」と感じているのは、あなたが真面目に、一生懸命仕事に取り組んでいる証拠です。でも、その頑張りをプライベートな時間まで持ち込まなくてもいいんです。

今日から、小さなことからでもいいので、自分だけの「境界線」を引く工夫を始めてみませんか?あなたの心が軽くなり、もっと笑顔で過ごせる時間が増えるはずです。

あなたの心が軽くなることを、心から願っています。